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第13部分(第3/4 頁)

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いτ郴�稀ⅳⅳ勝郡�O督なすったものですね」

「そうです。しかし、それがなにか……?」

「いや、なにもご心配なさることはないのですよ。井本さん、ぼくがおたずねしたいというのはあの映畫のロケ��伐紲蟮丐韋長趣扦工�汀¥ⅳ欷悉嗓長釺恁暴‘ションされたのです?」

「さあ、どこでといったところで、あちこちへいきましたな。枺�─謂紀玀扦趣盲繄雒妞玀ⅳ毪貳⑿胖蕒丐玀い�蓼筏俊¥餞欷�椋�痢釘ぁ罰�埂釘骸筏扦趣盲繄雒妞玀ⅳ轆蓼工����

そういわれて、金田一耕助もちょっと困ったが、

「そのなかのある場面ですがね。ぼくにもちょっと一口にはいえないのですが……」

「ああ、そうですか。しかし、金田一さん、そのロケ��伐紲蟮丐蛑�毪趣いΔ長趣�ⅳ勝摔�ⅳ勝郡�郡韋�聳隴摔�郅肆ⅳ膜韋扦工�俊�

「そうですよ。井本さん、あなたはなにもご存じなくおとりになったのでしょうが、あの映畫のなかに、いま世間をさわがせている、銀仮面のアジトがうつっているらしいんですよ」

それを聞くと井本監督がびっくりして、目を丸くしていたが、

「それは、それは……しかし、それならちょうど幸い、あの映畫ならいまこのスタジオに一本あるはずです。さっそくうつしてみますから、どの場面だかおっしゃってください」

撮影所にはどこにも試寫室といって、できあがった映畫をうつして見るへやがあった。金田一耕助の一行がそのへやへ案內されると、さっそく映寫のじゅんびがととのえられ、間もなく、見覚えのある『深山の秘密』がうつしだされはじめた。金田一耕助をはじめ等々力警部、さては文彥や香代子まで息をころして、そこにうつしだされる場面を見つめている。

やがて場面はしだいにすすんで、とつぜん、海岸にそそり立つ、高い絶ぺきがうつしだされたが、ああ、それこそはゆうべ、大野老人や文彥のおかあさんが、銀仮面の一味に追い立てられてのぼっていったがけではないか。

しかし、耕助はそんなことは知らないから、だまって見ていると、すぐ場面はつぎにうつって、山道を走っていく大型バスがうつしだされた。バスのむこうには、のこぎりの歯のようにそびえる山茫�⒛兢伍gがくれにちらほら見える湖水の表……。

「アッ、ここです。ここです」

金田一耕助はおもわず叫んだ。ああ、きのう三太が映畫を見ながら、仮面城、銀仮面と叫んだのは、たしかにこの場面ではないか。

「井本さん、いまの場面と、もう一つまえの絶ぺきの場面、あれはどこでおとりになったのですか?」

「ああ、あれですか、あれならば二つとも、伊豆半島の西海岸、|伊《い》|浜《はま》という村の付近で撮影したのですが……」

「な、な、なんだって、伊豆の伊浜だって?」

だしぬけにそう叫んだのは等々力警部。金田一耕助はその聲におどろいて、

「警部さん、あなた伊浜というところをご存じですか?」

「いや、いや、そういうわけじゃないが、けさ早く、沼津の警察から報告があったんです。ゆうべま夜中ごろ、伊浜の海岸で、正體不明の怪気船が、爆発沈沒したという……」

それを聞くと一同は、おもわずギョッと顔を見合わせた。

仮面城襲撃

伊豆の伊浜はその日一日大さわぎだった。なにしろ、すぐ目のまえの海の上で、汽船が一隻爆発、沈沒したのだから、その|救護作業《きゅうごさぎょう》でたいへんだったのである。

全村総出で、海上にただよっている船員たちを救いあげるやら、傷ついた遭難者の手當てをするやら、たきだしをするやら、さてはまた、流れよる船の破片をかきあつめるやら、それこそ涙ぐましいはたらきだった。

むろん、村のひとたちは、この船がそんな悪い船だとは、夢にも知らなかったが、もし知っていたとしても、やはりおなじようなことをしたことだろう。これが海のおきてなのだ。相手がどんな悪人でも、いったん遭難したとあれば、それを助けるのが、海に住むひとびとのつとめなのだ。

こうして一日じゅう、戦場のよう

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