第9部分(第1/4 頁)
「泊まってなんかいません。罰Ц撙丐廡肖盲皮悉い蓼護蟆:韋蚋鶔嚖摔餞�Qめ付けるんですか?」
「実は僕には人には無い特技がありましてね。一度見た顔は直ぐに覚えて絶対に忘れないんですよ」
「???」
「僕は北罰Ц噝∥蕒釺嘯ぅ趣筏皮い啤ⅳⅳ穩柵玀ⅳ餞長摔い郡螭扦埂¥餞蝺Wが初対面にも関わらず、あなたの顔を見て直ぐ思い出した。つまり、あの日、あなたは確実に北罰Ц噝∥蕒夭搐蓼盲皮い郡妊預κ隴勝螭扦工琛�
「???」
「ただ???あなたの名前は恐らく宿帳の中から見つけられないでしょうね。何故なら???恐らく、あなたは他人の名前で泊まったからです。そして、その人の名は『耍麤g俊英』。摺�い蓼工�俊�
耍麤gの名を出した途端、北村の顔が急に強(こわ)ばった。
「北村さん、反論しない所を見ると、やはり僕が言った事は正しかった訳ですね?」
ハッと我に返った北村が尚も否定する。
「僕は何も知りません。耍麤gなんて言う名前は知らないし、その人の名前で北罰Ц噝∥蕒夭搐蓼盲懇櫎à玀ⅳ轆蓼護蟆H��穩訴‘いです」
「そうですか?」
「ええ」
「それじゃ、失禮ですが、あなたの寫っている寫真を一枚お借り出來ませんか? それが無理なら、僕の攜帯電話のカメラであなたの寫真を撮らせて頂けませんか?」
「何故、そんな事する必要があるんですか?」
北村は自らの動揺を悟(さと)られまいとするかのように、多少威圧的に大きな聲で答えた。
「その寫真を上高地インフォメ��伐紲螗互螗咯‘と涸沢小屋のスタッフに見せて確認してきます。そうすれば、全てがハッキリしますから」
北村は追い込まれた為か、額(ひたい)に大粒の汗を浮かべている。間摺��oい。北村が耍麤gに成り済まして涸沢小屋と北罰Ц噝∥蕒夭搐蓼盲郡韋饋�
「あなたは、耍麤gさんが書いた登山屆を、恐らくは、あなたの『義理のお兄さん』である深山明夫さんを通じて手に入れ、10月9日、金曜日、上高地インフォメ��伐紲螗互螗咯‘へ出しましたね。そして、その日、耍麤gさんに成り済まして涸沢小屋へと泊まり、翌日、北罰Ц噝∥蕒丐饉{沢さんとして泊まりましたね。摺�い蓼工�俊�
深山の名を俺が口にした為か、北村は更に大粒の汗を額に浮かべている。そして、北村は一瞬の間(ま)を空(あ)けて口を開いた。
「あなたは警察の方ですか?」
「いいえ、僕は北罰Ц噝∥蕒螿gなるスタッフです」
「でも、最終的には警察へ屆ける訳でしょ?」
観念したのか、それとも開き直ったのか? 北村は、おもむろに意外な事を口にした。
「あなたは色々眨�伽槨欷郡瑜Δ扦工�⑺{沢と言う男が一體どんな人間だったのか、ご存じなんですか? あいつは???あいつは殺されても當然の事をしたんですよ???」
「!」
耍麤gが殺されて當然とは一體どう言う事なのか? 耍麤gと深山、そして、北村との間に何があったと言うのか? ひょっとしたら、北村節子の自殺と何か関係でもあるのか?
「それは一體どう言う意味ですか?」
「話したくはありません」
「あなたの奧さんだった節子さんの自殺と何か関係があるんですか?」
「これ以上、お話しする事は何もありません! 失禮します!」
北村は一方的に話を打ち切り、事務所へと戻って行った。
獨りその場に殘された俺は、登山屆の謎と言う最後に殘されたトリックが解けたにも関わらずスッキリしない。それは、北村が口にした「耍麤gは殺されても當然」と言う言葉が、妙に心に引っ掛かったからだ。
「耍麤gは一體何をしたと言うのだろう???」
俺は北村から投げ掛けられた言葉の意味を知る為、そして、今回の事件の全ての謎を解く為、深山との直接対決を決意した。
第12章 殺意の時限爆弾
北村と別れた俺は、午後1時、松本