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第7部分(第3/4 頁)

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ふんでくやしがった。いかに三太がすばしこくても、自動車には追いつけない。うらめしそうに、走り去る自動車の、うしろすがたを見ていたが、そのときだった。一臺の自動車がそばへとまると、

「よう、三太じゃないか、どうしたんだい」

聲をかけられてふりかえった三太は、噦炇證晤啢蛞姢毪取ⅳ長�嗓轆護螭肖�晗菠螭恰�

「あ、|吉《よし》|本《もと》さん、ぼくをのっけてください。ぼく、いま、悪者を追っかけているんです」

「悪者……?」

吉本噦炇證夏郡蟯瑜�筏啤�

「悪者って、いったい、ど、どこにいるんだ?」

「むこうへいく自動車です。あの自動車に悪者がのっているんです。吉本さん、ぼくをのっけてあの自動車を追跡してください」

「よし、それじゃ早くのれ」

三太がのりこむと、すぐに自動車は出発した。

吉本噦炇證趣いΔ韋稀⑷����膜撙��頦筏皮い郡袱證蟆ⅳ長長恧浹工�勝盲殼嗄轆勝韋饋H��悉啶袱悚�恰ⅳ�銫いど倌轆坤�欏ⅳ坤欷摔扦夂盲�欷毪韋坤�ⅳ趣轆銫堡長渭�具転手とはだいの仲よしだった。

「三太、きみはいったいどこにいたんだ。ぼくはきみのすがたが見えなくなったので、どんなに心配したか知れやしないぜ」

「すみません、ぼく悪者にだまされて……」

と、手短に、その後のことを語って聞かせると、吉本噦炇證夏郡蟯瑜�筏啤�

「銀仮面といえば新聞にも出ていたが、三太はそんな悪者の仲間にされていたのかい?」

「うん、でも、ぼく、なにも知らなかったんです」

「そして、その銀仮面の仲間の者が、あの自動車にのっているというんだね」

「そうです、そうです。だから、吉本さん、あの自動車を見失わないようにしてください」

「よし、だいじょうぶだ」

こうして二臺の自動車は、まるで一本のくさりでつながれたように、枺�─晤�頦踏盲譜撙盲皮い�韋坤盲俊�

怪汽船

隅田川のはるか下流、川の流れが枺�┩澶摔餞餞挨ⅳ郡轆恕ⅲ�街袓u《えっちゅうじま》というところがある。

この越中島の、とあるさびしい岸ぺきに、三百トンほどの船が停泊していた。まっ�摔踏盲看�澶稅駐�Δ�ⅳ�盲課淖證蛞姢毪取�

『|寶《ほう》|石《せき》|丸《まる》』。

名まえを聞くと、どんな美しい船かと思われるが、見ると聞くとは大ちがいで、マストもえんとつも、なにからなにまでまっ�摔踏盲郡趣長恧�ⅳい�摔悵帤蕒菤菸釘瑦櫎い韋饋%蕙攻趣摔悉郡幛�欷丹à惻の一色。

いまこの船のすぐそばへ、一臺の自動車がきてとまった。なかからよたよたとおりてきたのは、いうまでもなくあの気味の悪い老婆である。

老婆は鋭い目で、あたりを見まわしたが、人影のないのを見すますと自動車のなかになにやら聲をかけ、それから、右手をのばして、大野老人をひきずりだした。大野老人はまっ青になって、ガタガタとふるえている。それでいて、逃げだそうとも、聲をだして、救いをもとめようともしないのだ。

老婆がなにか合図をすると、ふたりをのせてきた自動車は、すぐその場を立ち去った。そのあとで、老婆は二、三度、鋭く口笛を吹いた。

と、甲板からバラリとおりてきたのは縄ばしご。大野老人はしりごみしながら、それでもうしろから、気味の悪い老婆につつかれて、よろよろと、お酒に酔ったような足どりで、縄ばしごをのぼっていった。

老婆はもう一度、鋭い目であたりを見まわしたが、やがて縄ばしごに手をかけるとスルスルスル、とてもおばあさんとは思えないすばしっこさで、甲板までのぼると、そのまますがたを消してしまった。

あとはまた、ねむけをさそうようなま晝のしずけさ……。

と、このときだった。三百メ��去毪郅嗓悉勝欷款�扦韋啶長�趣恕ⅳ趣蓼盲皮い孔詣榆嚖韋勝��欏ⅴ謠楗轆趣趣嬰坤筏可倌轆�ⅳ盲俊¥いΔ蓼扦玀勝���扦ⅳ搿�

「三太、三太、きみ、どうしようというんだ」

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