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第2部分(第2/4 頁)

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決められるのは、癇に障る。嫌悪を露にしても、ヘラヘラと笑っている歩の表情は変わらなかった。

「だって、紛らわしいじゃん。同じクラスになった以上、みんな友達だろ? だったら、名前で呼んでも良いじゃん」

「同じクラスだから友達なんて、考えが安易過ぎるだろ。お前」

冷めた目で歩を見ても、まだ顔は変わらない。ヘラヘラ笑ったりするなと言いたくなって、健人は唇を噛んだ。

「友達って言ってなるようなもんじゃないしな。ま、けど、コレも縁ってことで。よろしくね、健ちゃん」

ぽんと忍に肩を叩かれて、健人はぎょっとした。

「け、健ちゃん!?」

「健人だから健ちゃん。まだ呼び捨てするような仲じゃないと思うし、佐偅���楗工碩�司嬰毪讓嫻工�丹い�槨汀¥ⅳ爛�坤琛ⅳⅰⅳ饋ⅳ省�

健ちゃんだなんて、子供みたいな呼び方はイヤだと思った健人だったが、斷るのも面倒になり、それ以上は何も言わなかった。友達なんて向こうが一方的に思ってるだけで、健人が友達だと思わなければ良い。それにいちいち、目くじらを立てて反論するのもかなりの體力を使う。健人は諦めて、忍を見た。

「で、何?」

「大した用じゃないんだけど、生徒會とか興味ないかな��盲撲激盲啤�

ガリガリと後頭部を掻きながら話す姿は、どこか困っているようで健人は首を傾げた。

「全く、興味ないけど」

「あ��ⅳ浹盲絢轆餞ρ預銫欷毪人激盲郡々‘」

大げさな反応を見せる忍に、健人は何がなんだか分からなくなった。生徒會に興味がある人間なんて、本當に少ないだろう。クラス中でも5人いるかいないかぐらいなのに、どうしてそんなことで大層な反応を見せるのか健人には理解できなかった。

「何で、生徒會? うちの健ちゃんは、人前に出るの苦手だから、そういうの向かないと思うけど」

健人が伲鼏枻工肭挨恕�iが先に聞いた。うちのとか、健ちゃんとか、色々言いたいことがあったけれど、これ以上、口出ししても疲れるのは健人だ。無視するか、相手にしないのが一番なので、健人はもう何も言わない。

「いや、俺さ、今年の選挙に出なきゃいけなくなっちゃって。誰か一人、巻き込んでやろうかなって思ってたんだよ。ほら、健ちゃんは特待生だし、責任感も強そうだからさ」

「まぁ、俺の兄ちゃんだからね。責任感は人一倍強いと思うよ」

ふざけて言う歩に、忍は大笑いした。

「お前ら、仲良いんだな」

「義兄弟って言っても、兄弟だからね���

あはは��取⑤Xい笑いが教室に響いた。前を向いていた健人は振り返り、腹を抱えて笑っている忍に一言、告げる。

「俺、やんないから。そう言うの、好きじゃないし」

「ん、分かった」

健人がはっきり言うと、忍も無理強いはするつもり無かったようで、すぐに引き下がった。それでも、歩との會話が面白いのか、健人の後ろにぴったりとくっ付いたまんま、離れようとはしない。

「賑やかなクラスになったな」

太陽が笑顔で健人に話しかける。賑やかなクラスと言うより、ただ、騒がしいのが集まっただけのような気がする健人は「そうか?」と太陽の言葉を否定する。

「煩い奴が多いだけだろ」

健人が相手のことなど考えずにきっぱり言うと、健人の前後から大聲が聞えた。

「きっついな�� �

「お兄ちゃん、厳しい!」

ふざけた忍に仱毪瑜Δ恕�iまでもふざける。かなり鬱陶しい狀況になったが、この感情を表に出したとしても、歩はおろか、忍だってめげたりなどしないだろう。打たれ強いわけではなく、この二人は嫌味を嫌味だと理解いない。そして、健人が互いに対して好感を抱いていないことも気付いていないだろう。

「って言うか、健ちゃんのほうがお兄ちゃんなんだ」

「そう。健人は俺より2ヶ月誕生日早いから、お兄ちゃん。俺、さっきからずっとお兄ちゃんお兄ちゃん呼ん

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